2013年6月19日水曜日

お客様の声 東京都 内山様 JBL 4312MKIIからJBL 4310アルニコモデルへの買い換え




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【お客様のコメント】

細井様

あれは今から1年半ほど前の秋でした。JBLのスピーカーが気になった私は、google先生にいろいろ教えてもらううちに、KRSのサイトにたどり着いたのでした。

数日後にshowroomに出かけ、細井さんと話をし、細井さんの真面目で真摯な姿勢に触れ、完全に信頼するに至ったのです。

もうGoogle先生とはお別れして、細井さんといろいろと話し合った結果、次のシステムとNAS、Macでjazzを楽しんでいました。

JBL 4312 mark2
Triode TRV-88SE
Chord DAC 64
Logitech Squeezebox Touch
DENON DCD-S10

細井さんには、あるときはaudioについて、あるときはITについて教えを請いました。直接会って、いろんな話をできたのも、とても楽しかったです。

さて、本題です。

ある日、KRSのサイトを見ていたら気になる言葉があったのです。

「オール アルニコ」

またGoogle先生にお出ましいただいて何のことかは一応理解しました。
どうやら、音質がより高質らしいのですが、書かれているだけではわからないし、大きなスピーカーを我が家に置くのは非現実的です。

そこへJBL4310という4312と同じサイズのものがあるではありませんか。
早速Showroonに試聴に行きました。

ぶっ飛びました!!!

4312と同じ大きさとは思えませんでした。一回り大きなスピーカーが鳴っているのかと思いました。jazz wood bassのゴリゴリした硬質の音がするではありませんか。高音から低音までスムーズにつながり、澄んだ音で、かつ音の密度がすごく高い気がしました。

しかし完全に予算オーバー。頭を冷やして諦めようとしました。頭を冷やしてもやっぱりだめでした。物欲ではなく、音欲です。

その後、フルレストアしていただき、本日納品の運びとなりました。

やっ!
Showroomで聴いた4310の音がしているではありませんか。
Kith JarrettとCharlie Hadenが目の前で演奏しているではありませんか!
女性ボーカルもとても生き生きと色っぽく聴こえます。色もグレーでとても気に入りました。

もう、jazz barに行くより自宅に帰る方が多くなりそうです。

細井さん、レストア作業を担当してくださった社員の方、本当にありがとうございます。これでほぼ完成形です。自分の理想としていた音と出逢えるとは!

これからもよろしくお願いします。

内山


【ケンリックサウンドからのコメント】

内山様、このたびもご購入ありがとうございました。ちょうど2011年11月に下記メールをいただき、JBL4312MKIIをメインとしたオーディオシステムのご相談に乗らせていただいたのが内山様からの初めてのご連絡でした。

Jazzを聴くためにのスピーカーを探していて御社のサイトにたどり着きました。やはりJazzは山水の907にJBL4312かな、と考えているのですが、問題は設置場所です。リビングルームに置くとなると、左側のSPの左はすぐに壁、右側のSPの右は背の低い家具かしょぼい食器棚になります。

このような状態でも4312(今まだ完売していないMK2)の真価は発揮できますか?それとももっと小さなSPを検討したほうが良いでしょうか?4312系は古いほうが60年代Jazzには合うのではないかとおもい、4312Eなどより中古のほうが良いのではないかと思っておりますが、買取して売りました、っていうお店で買う気にはならないので、御社がたよりです。よろしく願い致します。


そこで、すぐにお返事を致しました。

スピーカー周囲の環境はベストではないにしても、設置するスペースが確保できるのであれば、4312MKIIは、間違いないスピーカーだと思います。

リアリティは38cmウーファーの方が上ですが、38cmウーファーを搭載したスピーカーを現状設置するのは難しいと思いますので、その次にベターな30cmウーファーを搭載した、本機はぜひおすすめしたいモデルです。それより小さなモデルはゆくゆく不満がでてくると思います。

現行モデルになるにつれ、音は整っていきますが、ジャズのエネルギー感は後退するような印象があります。4312MKIIは古すぎず、新しすぎない、ちょうど良い時代のスピーカーだと思います。


その後、スピーカーのJBL4312MK2を軸に、アンプ、DAコンバータ、CDプレーヤー、ネットワークプレーヤーをまとめて弊社にてお買い求め頂き、ジャズを楽しまれていました。

2012年の秋に、内山様から4310というモデルがあるようですが、どんなものでしょう?というご質問を頂きました。迷わず、4312MKIIも素晴らしいですが、4310のアルニコサウンドはまた格別ですと、お答えしました。4310は、431Xシリーズの原点で、かつ最も音が良い431Xスピーカーです。唯一のオールアルニコユニットは伊達ではありませんよ、ともお伝えしたため、そこから気になりだしたとのことでした。

今年に入って内山様と飲みに行かせて頂く機会がありましたので、その席でも、いかに弊社でレストアした4310の音がすばらしいものであるかを熱弁いたしました(笑)ただしポイントは、正しくレストアされたスピーカーのみが、良い音がするということです。何もされずに今日までに至っている中古スピーカーは例え外観がまともに見えても、中身は手を入れなければとても聴けるような音にはなりません。誤った知識に基づく修理品も同様です。すべて結果は音の善し悪しと、その後の耐久度につながります。弊社がYoutubeに掲載している数多くの動画をチェックすると分かりますが、ケンリックサウンドでレストアしたスピーカーからは、音の張り、艶、深み、すべてにおいて高い水準にあることが伝わるはずです。

内山様は意を決したようで、ご購入と相成りました。ショールームで鳴る4310の音に納得された後、次回入荷まで2ヶ月お待ち頂きました。(そのときお聞き頂いた個体はすでに売約の商品だったため)

せっかく待ち焦がれた4310であるから、ベストな状態で・・・ということで、ロジウムメッキ端子交換、アッテネーター4個新品交換、コンデンサー新品交換、内部配線テフロン銀メッキ線交換をオプションで行い、ようやく納品にこぎ着けました。

無事に納品できた直後の音がこのブログの冒頭にある映像です。ボリュームこそ絞っていますが、サイズからは想像できない、芯が太くて重心が低いベース音に驚きますね。内山様にも大変ご満足頂けました。このたびは誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

※新入荷のJBL 4310が現在2組、購入可能です。気になる方はお早めにどうぞ!
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