絵画ではピカソも画面全体が青を基調としている時代があります。よく引き合いに出されるキュビズムではなく、所謂「青の時代」です。キュビズムでは限られた二次元の空間の中に、対象を真摯に捉えようとするピカソの多角的な視線と、あくまでも二次元的に処理していく余裕のない10代の自分の視線に違和感を持っていましたが、青の時代ではすんなりシンクロできた記憶があります。中でも「セレスティーナ」という片目の女性の肖像が好きです。
ブルーバッフルにはカリフォルニアの青い空と海を想起します。様々な青に魅せられる。そのシチュエーションを空想しながら、色合わせに臨む今日この頃でした(なかなか大変)。