諦めの言葉が形になったようなJBL4343ASF。様々な事情によってそっと保管されていたスピーカーシステムは、1度失うと2度とは元に戻らないことが多い世の中において、人の手によってその力を取り戻し、再び生き生きと輝きだす事象の一つです!
↓エッジボロボロ。
↓ホコリ、ホコリのこびりつき。
↓ウーファーを外しただけで、エッジがボロボロこぼれ落ちます。諦めも無理はありません…。
↓エンクロージャーには隙間が生じていました。
↓閉鎖?状態の入り口(純正端子)。
単色に塗られ始めたように感じる人生に劇的な変化を与える代物、青く熱い思い出とともに活力を放つエネルギー体!オールアルニコのサウンドは信号に小気味良く反応する、ただただ一方的な重さばかりが目立つユニットとは一線を画します。ケンリックサウンドでは、エッジを替え、とりあえず音が出る状態にするだけではなく、そのユニットが最適な状態で反応するように、調整を加えています。ダンパー、コーン紙も状態を確認、必要であれば交換して、鈍さを取り除きます。ユニットそれ自体も勿論人の手が届く、そして、蘇るそのポテンシャルはホーン、ツィーターもしかり、ダイヤフラムの調整を必ず行って雑味を取り除き、マイルドなアルミダイヤフラムの響きの中に鋭敏な芯を通していきます。最強の仕上がりに合わせ、艶やかでいてソリッドに仕上げたエンクロージャーがさらにこのシステムのやる気を導き出してくれそうです!入魂。
というわけで、今回は…