お客様からコーヒーを大量にいただきました!ケンリックサウンド社内でも、スタッフによりコーヒーがよく消費されます。朝、昼、夕方。区切り、区切りで一息をつけてくれるコーヒー。夏はアイスコーヒーの頻度が俄然増しています。そんな折、箱ごとドンといただきました。重いのにお運びいただいて恐縮です。ありがとうございました!
そして、カフェイン効果を期待して臨んだレストアは、大口径、2インチのアルミダイヤフラムを擁する名機 JBL 375です。こちらのパワフルなコンプレッションドライバーはお客様からの依頼で再着磁も行なっており、その際、なんとスロートも純正の樹脂製から弊社開発ステンレス無垢製スロートに換えています。音質の向上を図った今回のJBL375は、バックチャンバー(バブルバック)もステンレス製に交換。こちらは吸音材レス仕様ですので、経年劣化によるダイヤフラムへの混入も気になることがありません。希少な初期型375と同一仕様で品質はさらに上を行くカスタム375へと生まれ変わります。(さらにダイアフラムがベリリウム製に交換依頼までして頂くと、言うこと無しですが、それは次回のお楽しみということになっています。)
ダイヤフラムは2インチ径(1インチドライバー用)の場合は4本のネジで固定されていますが、4インチ径(2インチドライバー用)の場合は8本のネジになります。4本で仮止めしてセンターを合わせ、その後残りの4本を留めました。バッチリ。澄んだ音色にうっとりしそうです。
↓純正アルミ合金ダイキャスト・フラットカバーと劣化したウレタンスポンジ(右)
↓ペーパーガスケットも新品。
↓鏡面に研摩仕上げされたステンレス無垢スロート。