こんにちは、技術担当の河内です。
最近、特注ネットワークやチャンネルデバイダ-の作製業務に追われてブログを長期間サボってしまいすいませんでした。本当に久しぶりにご報告します。
先日、ケンリックサウンドのスタッフ全員で、乃木坂にあるソニー・ミュージックスタジオを見学してきました。実は私は元SONYで在職中の1988年頃、CD普及の為もあり、録音スタジオで使用する48チャンネルのデジタルマルチテープレコーダーの商品開発に携わった経緯もあり、そのつながりで今回の見学を快諾していただきました。
見学当日は本番録音作業が行われていない午前中に伺い各設備の見学と詳細の説明をして頂きました。私が商品開発した48チャンネルテープレコーダーは既に27年近く経過しても今だに現役で時々使われていると聞いて、対面する事も楽しみしておりました。スタジオにはいくつかの録音ルームがあり、録音する楽器や目的によって設備や録音ルームの広さが違い、目的に合せて使い分けていました。
一番の関心事である録音スタジオ、モニタールームのスピーカーは、特別仕様のダブルウーファーの3Wayでマルチアンプ駆動でした。録音モニターの目的は音楽の鑑賞のみならず、音質、ノイズ、バランスなどの確認も重要な目的で、その為に特別な仕様になっておりました。音質はスタジオならではの音量と音質で大変参考になりました。
私たちの日頃の仕事は録音された音楽を心地よい音で心から楽しんで頂けるスピーカーのレストアです。
弊社のスタッフは初めてのスタジオ見学でしたが、通常では見学が困難な音楽の録音現場を知って、より音に対して見識が深まった事は大変有意義で、今後の仕事に一段と励みになると言っておりました。
今回本当に貴重な見学をさせて頂いたソニーミュージック関係者の方々に改めて御礼申し上げます。
今後の弊社の技術力も更に向上を目指して、お客様のご要望にお答え出来るように精進して参ります。よろしくお願いいたします。
録音スタジオ、ガラスの中が録音ルーム手前がミキシングコンソール、
ガラスの上にモニタースピーカーがセットされております。
見学する弊社スタッフ、初めての設備に興味津々
デジタル48チャンネルテープレコダーと20年ぶりの再会。当時のマスターテープを特別に聴かせてもらい感激の涙、、。
スタジオモニタースピーカーの音を真剣に確認する細井社長
最後に弊社スタッフ全員と関係者でミキシングコンソール前で記念撮影