ムシムシと暑さが纏う時間。それはレストアの工程を進めている時でも、変わらずに工房を包み込み、業務用の換気扇が唸るような気流を作り出しても、エアコンの修理の日がくるまでの間は、その風が私たちの汗を止めることは出来ません。心なしか早い呼吸、滲み出る汗が作業着を湿らす中で、神の差し入れをお客様からいただきました!
アイス。しかも氷菓タイプなのでクールダウンにはもってこいでした!スッキリと汗も引きました。ありがとうございました!
さて、そのアイスの勢いでJBL4344を修理しています。今回のJBL 4344は比較的きれいな状態です。渋い木目は褐色がかかり、ぐわっと前に前に出てくるような木目ではありませんが、静かに流れを作る大人な存在感がビンビン伝わってきます。こちらはいつもどおりまずは底面からサンディングしています。底面にも引っ掻いた傷一つなくきれいな状態で使用されてきたことがよくわかります。素直に木目が浮かび上がってきました。
つづく…。
↓サンディング開始。
↓浮かび上がる木目。
↓底面とは思えない仕上がりです。