JBL4343BWXのレストアがスタートしました。お待ちになっているお客様も多くいらっしゃることと思います。
↓エンクロージャーの状態もまあまあです。
音出しチェックの後、手始めに外観の確認をしていき、箱の仕上がりまでの工程の段取りをつけます。見てみると、マジックテープなど、オリジナルの時のままだと思います。相当なへたり具合で、タッカーで留められつつも、バッフル面から相当浮いて、マジックテープ自体の接着力は皆無に等しい状態でした。
それを証拠に音響レンズを固定するためのマジックテープは1度剥がれたためと思われる追加の両面テープが貼られ、その上から丸釘で3本ずつ留められていました。正面から見ると横長の長方形であるタッカーであっても、着色しないそのままの在り方だと目立ちますが、円では尚更で、着色もしていないと意図せずとも存在感が高まります。
従って音響レンズ用も含めて、全てのマジックテープを交換することとなりました。
その後、アッテネータプレート、コンプレッションドライバーJBL2420、メクラ板、ツィーターJBL2405を外してエンクロージャーを空にして作業を進めていきます!
つづく…。