JBL Olympus(オリンパス)の渋いサランネットの張替えを進めています。オフホワイトの麻のような素材で魅力的な生地で出来ています。角のほつれ、破れ、染み、フレームのアウトラインに沿った色褪せがなければ、まだまだ使用したくなるデザインです。
こちらは新たに生地を張り直しますので、エンブレムから丁寧に取り外していきます。板バネのキャッチを取って保管。エンブレム自体は後ほどヘアライン仕上げを行い、採寸した位置に生地の張り直しの後に戻します。
古い生地は表面から内側に折り込まれ、端から端までタッカーでキッチリと止められていました。これらはフレームが破損しないように力加減を変えながら抜いていきます。古い生地はサイズや、折り曲げの仕様を確認するためにとっておき、新しい生地と見比べて段取りをしていきます。頭の片隅にその段取りを確認しながら、フレーム自体は補修と塗装をしてベースを仕上げていきます。頭のベースと実物のベースと決まったところで、新しい生地の張替えに移っていきます。
つづく…。