夜。渋谷ヒカリエさんの8階から眺める再開発の進む渋谷駅方面の町並みは、完成されたジオラマのように心わくわくします。スクランブル交差点を行き交う人々。都バスに山手線、銀座線と空中庭園のような入り組んだインフラが、もちろん246と首都高3号線の重なりもこどもの心にも火をつけます。D&DEPARTMENT PROJECTさん主催の「デザイン物産 2014」とともに頭がすっきりするイベントでした。こちらは伝統工芸や地場産業など、それぞれの土地に昔から長く続いている物産がデザインされ直す様を都道府県ごとに展示してあるブースもあって、とても楽しめるイベントで物欲もそそられます。
昼。4343ASF。独特、特徴的なゼブラカラーの塗装が完了しました。ホコリの気配が無くなった瑞々しいエンクロージャーです。角には糸面を施し、塗料が立ちすぎて破損するのを防いでいます。日の光を受けるとしっとりとした塗面が、やさしく、きらきらと真新しいテクスチャーを照らし出します。一転、バッフル面は艶を抑えたシックなブラック。吸い込まれそうな錯覚を覚えるフラットで脱着可能な4つのユニットホールを持つ上部バッフル面。大きく口を開いたウーファーホールを擁する下部バッフル面。バランスを欠いた口々は、調整を重ねたユニットを今か今かと待ち受けています。
つづく…。