2014年9月29日月曜日

名機JBL4343レストアによる生まれ変わりの様! A Magic of JBL Speaker Restoration by KENRICK SOUND.

ケンリックサウンドでは数々のJBLシリーズのレストアを手がけてきました。今回はJBL4343BWXをオールアルニコ化しJBL4343AWXにモデファイした様子を見ていただこうと思います!

下取りしたJBL4343BWX。近づく前から腕が鳴り始めます。ポキポキ目の前にくると埃を被ったエンクロージャー、重力に逆らえない埃達は容赦なくサランネットを含めた上面に白い痕跡を残しています。





ユニットはミッドもウーファーもウレタンエッジはボロボロになり、コーン紙とフレームを繋げるものは何も無く、青春のフリー状態です。





サランネットのエンブレムは金具が無くなり、エンブレムに穴を開けた上でボルトとナットで強制的
に固定されていました。当然生地のめくれはありますし、フレームの破損も確認できます。














やつれて、一部剥がれ落ちたマジックテープ。ふわふわの感触はやさしいものがありますが、マジックテープの機能としてはその能力は失われていると言っても過言ではありません。剥がれ落ちた箇所に残る接着剤の跡、おそらくオーナー様が継ぎ足したと思われる、新しめの跡も確認できて虚しさが漂います。












ミッドは空回りするボルトも確認できました。バッフル面内側にあるTナットがフリー状態であろうと思われます。










アッテネータプレートも錆が浮き上がり、無惨な姿をさらしています。












































多くのネジが錆び付いています。





木部には剥離している箇所も確認できました。










バックパネルも埃を被っています。














































と、レストアをすると下のように生まれ変わってくれます。手を掛ければルックスも音質も改善しますし、それだけのポテンシャルを持っています。日光の中に晒しても恥ずかしくない品格のある存在になりました!














マジックテープ、ネジ類も新品に交換!ツィータのフェイス、コンプレッションドライバー2420のホーン2307には再塗装を掛けています。











ミッド(2121)もエッジ交換済み!ヘアラインも怪しく輝いています。





アッテネータはプレートを含めて新品に交換してあります。







勿論ウーファーもエッジ交換、ギャップ清掃、センター調整済み。











割れていた木部もしっかり固定した上で接着。この輝きを取り戻しました。















バッフル面、バックパネルも再塗装を施していますので、この通りかすれていた感じが無くなりました。

















勿論サランネットも復活しました!









ピン、留め具も新品です(ボルトは使用していません!)




























というわけで、ケンリックサウンドでレストアを施しますと…、





↑これが↓これです。






↑こちらが↓こちらになります。



さらに、



↑こちらが↓こちらになりました。