これは長年連れ添った夫婦であれば(夫婦でなくてもよいのですが)、あうんの呼吸ですっとお互いがお互いを受け入れて上手にはまり込むのですが(まあ、たまに無理に力が加えられ破損しているフレームもあります。バッフル面のダボもフレームのダボ穴も尊重し合いたいものです)、これが新品のフレームとなると、まずはご挨拶ということで、バッフル面にあてがってみて、お互いの性格を見極めていきます。ただ、この世界、年代もあるのかもしれませんが、まだまだ家長(ダボ側)の威光が強いようでして、折れて性格を変え自分を押さえるのはダボ穴のあるフレームの方になります。こっちが当たればずらしたり、削ったり。穴の入り口を少し斜めにしてあげたり。ダボさんが入りやすいように健気にその加工を受け入れてもらうのです。
フレーム単独時とサランネットを張ってから(テンションがかかってから)のチェックと補正。再婚したパートナー同士、長く連れ添っていってもらいたいものです。
↓フレームに空いた隙間
↓フレームに空いた隙間
↓芯を入れて…
↓表面はパテ埋め
↓塗装して補修完了です。その他接着、充填も行っています。