そして、今日は何の日、蒔絵の日。金色の鳳凰がだんだん姿を現し始めましたが、今回は植毛です。先日の親戚とのお花見では髪の毛の量が少なくなったと話題になりました。たしかになぜかおでこの面積が激増しているようです。父親もエレベーターの防犯カメラに写る、自身の頭頂部を見て膝が笑い、その後の昼食では言葉少なくなっています。血筋的にもどんどん旅立っていく毛髪。しかし、絵の世界はフリーダム。どんどん毛を生やします。取りかかったのは長く伸びる尾の部分、筆の運びも滑らかに失った毛髪の供養とばかりに描き込んでいきます。遠近感を大切に手前の尾っぽから仕上げていきます。粉の量も調整して後は無事に乾いてカリカリになるのを待つばかりです。
つづく…。