11月になって、気温もそれなりに平年に近づき、街はいよいよ年末商戦の様相を呈してきました。家の中には入らないような馬鹿でかいクリスマスツリーの展示や、顧客を囲い、印刷工場への発注分散を狙う年賀状のプリント早割りを謳うのぼりもバタバタとはためくようになりました。3連休の初日なのか?どこか浮ついた気分が漂っています。夕方も過ぎると、家族で外食に向かう人々の姿や、楽天イーグルスの行く末を案ずる野次馬でテレビの展示品の前も人だかりができています。まるで、街頭テレビで、何度も見返しています。
こちらのJBL 名機 Olympus(オリンパス)も最終チェックとしてさまざまな箇所を見返し、聴き返していきます。その中で、格子の裏地にもう少し貼りを持たせようということになりました。一度留めたタッカーの針を抜きます。その抜く箇所直下のみ力を掛けて格子のフレームを傷つけないように、道具と力加減を吟味しました。何か問題が出た時のために、調整代として残しておいた部分を利用して張り直します。仮張りしその張り具合を確認した後、布地をタッカーで順に留めて適度なテンションをかけていきます。外装はこれで完成。光をよどみなく柔らかく反射してくれました。