JBL4350のレストアはエンクロージャーのワックスをかけ、アッテネータを新品に交換しました。JBL4350WXの木部のフロントはJBL4343と同様に斜めに落とされています。ただ、JBL 4343に比べ大きいJBL4350ですが、その幅は狭くなっています。この幅の狭さによりより一層バッフル面の広さが強く印象付けられます。このことは今回発表、販売になった、iPad Airに通じるところがあると思いました。iPadAirは厚みを薄くした方向性が軽さを生み出す原動力ではあると思いますが、ベゼル部分を細くしたことも、見た目の印象を大きく変え、サイズは変わらずとも液晶画面の広さ感をアップさせているような気がしました。そして、この狭さはデザイン的には良でも、削る方は面が崩れやすいので厄介な部分になります。角出しも注意して工程を進めました。
↓木部サンディング前
↓木部サンディング、WAX塗布後
また、アッテネータはJBL 4350の図体の割りにかわいいブツが一つついています。長年の使用の為か?使用していない時間が長かったのか?いずれにしましても、ノブを回した感触はひどく重いものでした。こちらはプレートからノブ表面までの距離等、新規に取り換えるアッテネータとの互換性を再確認して、次の工程に移ります。
つづく…。