JBL4350はドライバー2440のギャップ清掃を行いました。金網のフィルターを通過したゴミ屑が入り込んだり、磁石に吸い寄せられて、金属粉が入っていることもよくあります。当然のことながらどれも異音の原因になりますから、丁寧に除去していきます。ドライバー2440のスロートを明かりを灯して覗いてみると、やはりゴミがそっと隠れています。また、スロートそのものにもホコリがこびりついていることが確認できました。これらも拭き取ったり、つまんで取り除いたりと綺麗にしていきます。また、バックパネルを開けてみますと、見事なダイアフラムが現れますが、その端には遠慮無く、堂々と吸音材のカスが仲良くかたまっています。こちらは吹き飛ばした上で、バックパネルの残りの吸音材と共に除去します。
ダイヤフラムは、強力な磁力にネジを持って行かれないように注意しながら取り外します。ギャップは明かりの具合を調整し、底がしっかり照らされるようにして掃除を進めます。今回は金属片が磁力の力でなかなか、表に出てきてくれませんでした。恥ずかしがり屋なのかもしれませんが、そのままにしておきますと、ダイヤフラムのコイルに確実に当たってくる、小さいながら存在感のある厄介者でした。
つづく…。