D131をリコーンしています。今回はクロスエッジ、ホワイトコーン仕様にしていきます。まずは、元々張られているコーン紙、ダンパーをリード線を端子から取りはずしてから、はがしていきます。また、この端子ですが、純生の端子から金メッキ端子に交換します。前回リコーンしたLE-5と同様に、ねじの切断から準備していきフレームにうまく収まるように加工していきます。
フレーム自体はギャップ清掃した後に、再塗装を施し、正面部分にヘアライン処理を施します。同心円上に流れるヘアラインは様々な方向からの光に気持ちよく反射してくれるはずです。こちらのへアラインはいくら細かいヤスリ目にしてみても、そこに違う方向性の目があると目立ちますので、ヤスリ目を細かくすれば良いというわけではなく、目の方向性がそろっていることが大事になってきます。レストアは一つ一つのユニットや状態が違うため、それ専用の機械がある訳ではないので、手作業になったり、工夫と知恵が必要になってきます。そこが魅力でもあります。
そんなこんなで、リコーンの下準備が進んでいます。
つづく…。
↓金メッキ端子交換作業
↓ヘアライン処理前
↓ヘアライン処理後
↓塗装前
↓塗装後