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ケンリックサウンドには注文していた蒔絵の道具がゴロゴロ転がり込んできました。試作品を作るための道具たちは数十種類に及びますが、まずはこちらの筆をご紹介します。この白い毛を用いて作られているのが、蒔絵に使用する筆になります。穂先が長いのが特徴で、漆をたくさん含んで長く細く線が描けるメリットがあります。毛の種類は猫の毛で、昔はネズミの毛が使われていました。ネズミの毛の方が 腰が強く、張りのあるピンっとした線が描けます。ですから、猫の毛であっても、あくまでも代用品であるわけです。名称も赤軸根朱替(あかじくねじがわり)と「替」の文字が入っています。