スプレー塗装をする際、吹き始めの部分が乾ききるまでに全体を吹き終わらないと、モヤ状の跡が残ってしまい表面が均一な仕上がりになりません。これは、光沢があればあるほど目立ちます。また、吹き付ける対象から離れ過ぎると塗料が霧状となり、粉をふいたようになってしまい定着しません。反対に近すぎると『吹き溜まり』が出来て液滴れの原因にもなります。角がある物は「面」で吹けるので影響が少ないですが、例えば角が無いギターや今回の扇形ホーンなどはスプレーの『繋ぎ目』を均一にするために難易度がかなり高くなります。
そこで、スプレー缶(もしくはガン)を持つ手ではなく『対象』をクルクル回す事が出来る回転板を使用する事にしました。これは普段ウーファーのコーン紙を着色したり、センターキャップを接着する際に使用しているものです。