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修理依頼を受けたこちらのJBL 4350WX本来であればユニットを外すところからになりますが、先行してレストアに入っているためウーファー、ミッドは外されています。したがって、ツィーター、コンプレッションドライバーホーンの取り外しのみになります。と、底を見てみるとこちらもJBL4345と同じく袴を履いていますので木部はそちらのレストアから始めていきます。ただし、前回のJBL 4345と違うのは底全体がブラックに塗装されているわけではなく、袴のみブラックであり、その他の部分はウォールナットの付き板が貼られています。従って、袴を外して別々に工程を進め、それぞれ完成した後に組み上げることにします。その袴を見てみますと長年踏ん張ってきた跡が見て取れます。プラスチック製の鋲は割れる。紛失するなどの状態で、袴自体も角は潰れ、割れている部分もあります。ブラック塗装の前に手をかけてあげなければいけない箇所が多くあることが分かりました。つづく…。
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